膀胱炎
2014.09.11
よくあるご相談

膀胱炎には細菌感染によって起こる細菌性のものと、そうでない非細菌性のものとがあり、多く見受けられるのは前者です。冷えや過労などによって細菌に対する抵抗力が落ちたり、長時間、排尿を我慢したりすることによって自浄機能が低下したときに、大量の菌が入ってくると耐えきれず膀胱炎になってしまうのです。また、繰り返し膀胱炎を引き起こす要因として‘冷え性’があります。
膀胱炎の治療で最も多く使われる漢方薬は、猪苓湯(ちょれいとう)です。下腹部の熱を冷まして尿の出をよくする働きがあり、口の渇きや、出血も止めてくれます。頻尿、排尿痛、残尿感、血尿などのある人に最適で、尿路結石の人にも使います。 膀胱炎と紛らわしい、冷えや神経的な原因によって起こる頻尿を改善する当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、四物湯(しもつとう)いった漢方薬もあります。