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七草の日

2024.01.07

日本には、季節ごとに多彩な行事があります。 1月7日に「七草粥」を食べる習慣もそのひとつです。

由来と歴史
七草粥の起源は平安時代にあり、 中国から大きな影響を受けたと言われてます。

古代中国の年中行事を記した書物によると、 1月7日は人を占う日として「人日(じんじつ)の節句」と呼ばれ、 人日の節句に7種類の若菜を入れた汁物を食べて、 無病息災を願う習慣がありました。
また、古代日本には、 新年に野に出て雪の間から芽を出した草を摘む 「若菜摘み」という宮中行事があり、 これが中国の人日の節句の行事と合わさったと言われています。


七草粥を食べる意味


七草粥は、無病息災、長寿健康を願って食べますが、 そのほかにも食べる理由があります。
●正月のご馳走やお酒で弱った胃腸を休める
●冬に不足しがちな生鮮野菜を採ってビタミンを補う
など。
七草粥は、縁起担ぎだけでなく健康的にも、 正月明けのこの時期に食べる意味があるのです。


春の七草に込められた意味と効能


1.せり
【競争や勝負ごとに“競り(せり)”勝つ】
水辺の山菜で香りがよく、食欲増進に。 ビタミンC・鉄分が豊富で、貧血予防に効果が期待できます。

2.なずな(ペンペン草)
【なでることで汚れをはらうこと】
解熱や血圧を下げたり、止血作用、利尿作用が あると言われています。 

3.ごぎょう(母子草)
【仏さまの体を表す】
黄色い花をつけるキク科の植物。
のどの炎症を抑え咳止めや風邪予防に使われてきた野草です。

4.はこべら
【子孫繁栄。「繁栄がはびこる」ことからの縁起物】
目に良いビタミンAやたんぱく質、ミネラルが豊富。
腹痛や歯槽膿漏の薬として使用されてきた植物です。

5.ほとけのざ(コオニタビラコ)
【仏さまがゆったり座っているさま】
食物繊維が豊富で胃腸の働きを活性化させ、 整腸作用や食欲増進効果があるとされています。

6.すずな(カブ)
【神さまを呼ぶ鈴】
ビタミンが豊富で肌の調子を整える効果が。
ジアスターゼという成分が消化を促進し、 便秘解消や整腸作用を持つと言われています。

7.すずしろ(大根)
【清らかで汚れていないこと】
消化を促進するジアスターゼが含まれています。
また殺菌作用や風邪の予防にもよいと言われています。

 

人日の節句に七草粥を食べる習わしは、 古来より受け継がれてきました。
今も昔も、口に入れるものから健康な体が 作られることに変わりはありません。
先人の知恵にならって、 1月7日に七草粥を味わってみてはいかがでしょうか

 

 

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