コロナと暑さとマスクの上手な付き合い方
2021.09.15
季節の漢方コラム
コロナ感染対策でマスク着用が当たり前のように定着しました。マスク着用による熱中症のリスクが心配されていますが、実は、それ以外にも健康被害の問題が起きているようです。
マスク着用で「頭痛」に悩む人が増えている
1. 脳の血管の拡張による頭痛
【体温調節】人は、冷たい空気を吸って温かい空気を吐くことで体温調節を行ってますが、マスク着用で熱がこもり、体温調節が困難に。体温調節ができないことで脳の血管が拡張して頭痛が引き起こされるのです。
【酸素不足】マスク着用で、吐いた空気を再び吸い込んでしまうのも大きな問題です。酸欠にならないまでも酸素濃度が低く、二酸化炭素の割合が高い空気を吸うことになります。やはり脳の血管が拡張し、頭痛を引き起こす原因となります。
2. あごの筋肉の凝りによる頭痛
マスク着用で、あごを動かす機会が減っています。ぴったりした生地やサイズの小さいマスクによってあごの動きが制限され、あご周りの筋肉が固まって凝りから頭痛につながります。
コロナ対策と“マスク頭痛”対策 まとめ
①定期的にマスクを外してクールガウン
→密ではないところで、10分に1回、1分ほど外す。 深呼吸して新鮮な空気を吸いましょう。
②自分の顔に合った形・大きさのマスクをしましょう。
③定期的にあごの運動して筋肉をリラックス
→マスクを外したときに、口を大きく開けて、あごを前後左右に動かしましょう。
あごの筋肉をほぐして頭痛解消へ
脳の近くにある、あごの筋肉周辺は、たくさんの神経の通り道となっています。そのため神経が信号を拾って、体に不調がでてしまうのです。あごの筋肉をほぐすことでさまざまな体調不良の改善にも役立ちますので、ぜひお試しください
【あご筋のほぐし方】
1.フェイスラインに沿って、左右の頬を手のひらで包みます。
2.奥歯をギュッと噛んで上あごと下あごの噛み合わせた辺りを人さし指と中指の腹を使って、 円を描くように押しすべらしながらもみほぐします。
気づいた時に、隙間時間を使って1日4〜5回行いましょう
いかがでしょうか?コロナ感染も心配ですが、コロナ対策による健康被害も避けたいところです。
うまくマスクと付き合って、コロナとマスク頭痛を乗り越えていきましょう